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投稿日:2025年6月3日

梅雨前の外壁塗装メンテナンス|雨漏り・劣化を防ぐ予防策

まもなく梅雨の季節が到来します。雨の多いこの時期は、これまで気づかなかった外壁の問題が表面化しやすく、建物にとって大きな試練となる季節です。株式会社山本塗装店では、名古屋市緑区を中心とした地域で、工場・マンション・ビルの外壁塗装と防水工事を専門に手がけており、多くのお客様から梅雨前のメンテナンスに関するご相談をいただいております。

本記事では、梅雨入り前に実施すべき外壁塗装メンテナンスの重要性と、雨漏りや劣化を未然に防ぐための具体的な予防策について詳しく解説いたします。
 

梅雨前メンテナンスの重要性

💧 雨漏りリスクの早期発見

梅雨の時期は年間降水量の約30%が集中し、雨が多い梅雨の時期は、これまで気づかなかったような雨漏りが見つかることも多く、雨が何日も続いて、室内の壁にいつのまにか雨水でシミができていたり、天井の思わぬ箇所から水が漏れてきたりすることもある状況が発生します。名古屋市緑区や大府市周辺の工場・ビルでは、特に築年数の経った建物で梅雨時期の雨漏りトラブルが頻発しています。
 

梅雨前点検の重要性
梅雨入り前の外壁点検により、軽微な劣化や初期段階の損傷を発見できれば、大規模な雨漏り被害を未然に防ぐことができます。特に工場やビルなどの大型建築物では、一度雨漏りが発生すると設備への影響や事業停止リスクも伴うため、予防的なメンテナンスが極めて重要です。

 

🔍 劣化症状の進行抑制

外壁の劣化は梅雨の湿気と雨水により急速に進行します。水を吸ったまま、日光が当たっても吸われた水分が乾ききらないまま時間が経過してしまうとカビ、藻、コケの原因になり美観が損なわれます。さらに、水を吸って乾いての繰り返しで壁自体が動くと、クラック(ひび割れ)の原因にもなります。このような状況を避けるためには、梅雨前の適切なメンテナンスが不可欠です。
 

外壁劣化の主要なチェックポイント

🖐️ チョーキング現象の確認

チョーキング現象とは、外壁塗装面の劣化現象の一つです。塗料に含まれている顔料が紫外線や熱、風雨などの自然現象により劣化し、チョークのような粉が出てきてしまう事を言います。外壁を手で触った際に白い粉や外壁の色に近い粉末が付着する場合、塗装の保護機能が低下している証拠です。
 

軽度のチョーキング

症状:外壁を触ると薄っすらと粉が付着

対応:急いで補修する必要はないが、計画的なメンテナンスを検討

時期:半年から1年以内の塗装を推奨

重度のチョーキング

症状:外壁を触ると濃く粉が付着

対応:防水性が失われている可能性が高い

時期:梅雨前の早急な塗装工事が必要

「参照:外壁塗装のチョーキング現象の原因と補修方法」
 

🔧 ひび割れ・クラックの点検

外壁のひび割れについては0.5㎜(シャープペンの芯が入る大きさ)よりも大きいかどうかが一つの目安です。0.5㎜未満であればすぐに雨が建物内部に侵入する危険性は少ないものの、それ以上の場合は梅雨が来る前に補修をしてひび割れを埋めておくとよいでしょう。
 

💧 シーリング材の劣化状況

窓を取り付けてあるサッシ、その廻りに充填されているシーリング材が経年で傷んできたり、サッシを固定している釘やビスなどが緩んだり、変形してしまうことで雨水が浸入してきます。名古屋市緑区周辺の工場では、特に換気扇まわりや配管貫通部のシーリング劣化による雨漏りが多発しています。
 

梅雨時期の外壁塗装工事について

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🌧️ 梅雨期間中の施工可能性

梅雨時期は気温が5℃以下になることはないので、湿度85%を避けて行う必要があるということです。逆に言えば湿度が85%以下であれば梅雨時期でも工事はできます。ただし、工期が延びる可能性があることを理解しておく必要があります。
 

梅雨時期工事のメリット

費用面:閑散期のため費用が安くなる可能性

スケジュール:業者の予約が取りやすい

気候面:職人にとって作業しやすい気温

梅雨時期工事の注意点

工期:雨天により工期が延長する可能性

湿度:塗料の乾燥時間が長くなる

計画:天候を見越した綿密なスケジュール管理が必要

「参照:梅雨の時期に外壁塗装工事って大丈夫なの」
 

⚠️ 雨天時の作業制限

雨が降ると湿度85%以上となり、空気中の湿気が塗料の硬化を阻害し、塗料が固まりにくかったり、その後の施工不良などの可能性があります。そのため、塗装作業は雨天時には中止となりますが、足場組立や養生作業など一部の工程は実施可能です。
 

 

地域特性を踏まえた予防策

🏭 名古屋市緑区・大府市エリアの特徴

名古屋市緑区から大府市にかけての地域は、製造業が盛んで多くの工場が立地しています。この地域特有の課題として、工場からの排気や粉塵による外壁汚染、海風による塩害の影響、そして愛知県特有の高温多湿な気候による外壁劣化の進行があげられます。
 

地域密着のメンテナンス
株式会社山本塗装店では、この地域の気候や環境特性を熟知した専門スタッフが、建物の用途や立地条件に最適な塗装システムをご提案いたします。工場の生産ラインを止めることなく、効率的な工事スケジュールで外壁メンテナンスを実施いたします。

 

📅 最適なメンテナンス時期

東海地方では例年6月上旬から7月中旬頃まで梅雨が続きます。この期間を避けて外壁塗装を実施するためには、4月から5月の春季、または9月から10月の秋季がベストタイミングとなります。ただし、劣化が進行している場合は季節を問わず早急な対応が必要です。
 

効果的な予防策と対処法

🛡️ 高耐久塗料の選択

外壁塗装に使用する塗料には、耐用年数に違いがあります。特に、フッ素塗料や無機塗料は耐用年数が長く、長期間外壁を保護することができます。工場やビルなどの大型建築物では、初期費用は高くても長期的なコストパフォーマンスを考慮した塗料選択が重要です。
 

ウレタン塗料

耐用年数:6~10年

特徴:コストパフォーマンスに優れる

適用:定期的なメンテナンスが可能な建物

シリコン塗料

耐用年数:10~15年

特徴:耐候性と価格のバランスが良い

適用:最も一般的な選択肢

フッ素塗料

耐用年数:15~20年

特徴:最高レベルの耐久性

適用:大型建築物や長期使用予定の建物

「参照:外壁塗装のチョーキング現象とは」
 

🔧 定期点検システムの構築

大型建築物では、外壁の劣化を早期発見するための定期点検システムが重要です。年2回(梅雨前と台風シーズン前)の定期点検により、軽微な不具合を早期に発見し、大規模修繕を回避することが可能です。
 

⚡ 応急処置と緊急対応

雨漏りやひび割れを発見した場合の応急処置方法を事前に把握しておくことで、被害の拡大を防ぐことができます。ただし、本格的な修繕は専門業者による適切な工事が必要です。
 

まとめ

梅雨前の外壁塗装メンテナンスは、建物を雨漏りや劣化から守るための重要な予防策です。チョーキング現象やひび割れなどの劣化症状を早期に発見し、適切な対処を行うことで、大規模な修繕や事業への影響を回避できます。名古屋市緑区や大府市周辺の工場・マンション・ビルオーナー様には、地域特性を熟知した専門業者による定期的な点検とメンテナンスをお勧めいたします。
 
株式会社山本塗装店では、豊富な経験と専門知識を活かし、お客様の建物に最適なメンテナンス計画をご提案いたします。梅雨前の外壁点検や塗装工事に関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。
 

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